「地産地消」セミナー~地域の木材で家を建てよう~
日時/平成21年1月28日(水)14:00~16:00
場所/帯広東急イン2Fオーク
主催/北海道十勝支庁
協力/とかちの木で家をつくる会、生活共同組合コープさっぽろ帯広地区本部
後援/十勝流域森林・林業活性化センター、東北海道木材協会、十勝地区森林組合振興会、(社)北海道建築士会十勝支部、(社)北海道建築士事務所協会十勝支部
【第1部】演題:地域の木材で家を建てるメリット~ウッドマイルズによる解説~
講師/(財)下川町ふるさと開発振興公社クラスター推進部次長 相馬秀二氏(ウッドマイルズ研究会運営委員)
【第2部】演題:地域の木材による家づくりから得られるもの~十勝での取組事例から~
講師/(有)設計工房アーバンハウス代表取締役 小野寺一彦氏(とかちの木で家をつくる会会長)
地域で生産される木材を地域で消費する「地材地消」は、森林整備の促進や地球温暖化防止など多くの効果が期待できます。「地材地消」セミナーでは、自然あふれる十勝での循環型木材利用を推進することを目的に開催され、森林組合、設計事務所、工務店、一般など総勢88名が集まりました。
輸送過程排出CO2の削減や地域経済の活性化など地材地消のメリットを強調した板谷守氏(十勝支庁産業振興部長)の挨拶に始まり、相馬氏(下川町ふるさと開発振興公社クラスター推進部次長)のウッドマイルズの解説、小野寺氏(とかちの木で家をつくる会会長)の地域材による家づくりの取組紹介と続きました。
ウッドマイルズの解説では、FSC森林認証を主とする下川町の持続可能な森林経営の取組を交え、地域材を活用した町の公共施設のウッドマイルズ算出事例を報告。輸入材を主とする一般的な施設に比べ木材輸送時のCO2排出量が8,584㎏(ガソリン3,732リットル消費分)削減されるという、地材地消の環境負荷削減効果がアピールされました。地域材による家づくりの事例報告では、木材のねじれ、やに、等をデメリットと評価せず、個性として活かす努力が必要であるとし、地材地消は循環型地域経済や次世代に森林を残すことに有効であると訴えられました。
(セミナーの模様は地元、北海道新聞、十勝毎日新聞、北海道建設新聞にも取り上げられました。)
- 作品名
- 地産地消セミナー十勝
- 登録日時
- 2009/01/30(金) 19:30
- 分類
- 2008年度