京都府産木材認証制度(ウッドマイレージCO2認証制度)の5つの特徴
1.環境指標(ウッドマイレージCO2)
産地証明と併せてウッドマイレージCO2を環境指標として組み込んでおり、府内産木材の証明とともに、木材の輸送における二酸化炭素の総排出量を計算して証明する仕組みを持っています。
2.民間運営
京都府が制度の枠組み決め、認証機関を指定し、取扱事業体を認定している。木材流通という経済活動に行政が直接関わることを避け、制度自体の運営は民間の知恵や工夫を活かす仕組みを目指しています。
3.第三者認証
木材の生産や流通・加工に関係しないが、森林や木材利用に関心を持った第三者である京都府地球温暖化防止活動推進センターを認証機関として指定することで制度の透明性を高める工夫をしています。京都府地球温暖化防止活動推進センターのホームページには、京都府産木材認証制度の特設ページが設けられ、制度の概要やウッドマイレージCO2の解説、取扱事業体の紹介など、最も府民に近い立場から制度普及の有力な手段となっています。
4.緑の事業体の登録
府産木材の使用に対して意欲的な事業体を登録し、名簿をホームページで公表することで利用に広がりを持たせるしくみです。建設事業者→緑の工務店、建築士事務所→緑の設計事務所、ネットワーク組織→緑の建築ネットワークという登録を行っています。
5.国や他府県への働きかけ
京都府産木材認証制度の理念は、京都府に限定するものではなく、他地域への応用も十分可能です。京都府では地域材利用の一層の促進を図るため、府県を越えた本制度の広がりについて働きかけています。
- 作品名
- 京都府制度(特徴)
- 登録日時
- 2008/02/01(金) 12:15
- 分類
- 近畿